【会社選びで重要な福利厚生】会社員として働く私の目線から重要な制度を紹介!

アイキャッチ 就活全般

こんにちは、はたてです!

幾つもある会社の中から自分が志望する会社を選ぶ際、皆さんはどのような要素を重視しますか?

仕事のやりがいや給料等、人によって様々な要素があると思います。

そんな中、私が会社選びの際に重視していた要素があります。

それは福利厚生です。

今や沢山の種類がある福利厚生ですが皆さんご存知の通り、全ての会社が同じ福利厚生を導入している訳ではありません。

会社として導入する事を義務付けられている制度は勿論ありますが、一方で義務付けられていない制度に関しては会社によって「この福利厚生はあるけど、あの福利厚生は無い」というような違いがあります。

なので皆さんが会社員として会社に所属するなら、なるべく自分にとって重要な福利厚生を沢山導入している会社を選びたいですよね。

ですが皆さんは沢山ある福利厚生の中で、自分にとってどれが本当に重要な制度なのか明確になっていますか?

どの制度も良さそうには見えますけど実際に利用した事がないので、その制度が本当に自分に重要なものなのかイメージするのは難しいと思います。

なので今回は私が会社員として生活している経験を踏まえて、会社選びで重要な福利厚生について紹介します。

世の中沢山いる会社員の中のたった1人の意見ではありますが、皆さんの会社選びの参考になれば嬉しいです。

この記事はこんな方にお勧め
  • 福利厚生に焦点を当てて会社を選ぶ際に、どの制度を重視すれば良いのか知りたい方
  • 福利厚生の数が多くてどれを選べば良いのか迷っている方
  • 現役の会社員が重要だと思う福利厚生を知りたい方
注意事項(必ずご確認ください!!!)

今回の記事では福利厚生について紹介しますが、ここで紹介する福利厚生の全てを私が利用しているという訳ではありません。

実際に利用した事のある福利厚生と、利用した事のない福利厚生どちらも含まれています。

利用した事のある制度については、実際に使って「この制度は皆にとっても重要だ!」と思ったものを選択しました。

一方で利用した事のない制度については、「私の会社には無いけど会社員として生活するなら重要な制度だ!」と思ったものを選択しました。

POINTと書かれた紙を持つ人

皆さんが就活を始めてどの会社に就職しようか考える際に給料や仕事のやりがい、職場環境など様々な要素を考慮しながら検討すると思います。

そして皆さんご存知の福利厚生も会社選びの要素に含まれます。

様々ある要素の中で優先順位第1位となる事はあまりありませんが、人によっては上位に位置する要素となるでしょう。

ではなぜ福利厚生が会社選びにおいて重要な要素になるかというと、この制度は会社で働く会社員にとってメリットしかないからです。

しかも制度によってメリットの大小はありますが、メリットが大きい制度では我々の生活を相当楽にしてくれるものもあるのです。

福利厚生のメリットは例えば以下のような内容があります。

  • 追加で休暇が貰える
  • お金が貰える
  • 無料で利用出来る
  • 通常よりも安い金額で利用出来る

この他にも制度内容によっては別のメリットが受け取れる場合もありますが、逆に福利厚生を利用してデメリットとなる制度は聞いた事がありません。

なので福利厚生が沢山ある程、多くのメリットを受け取る事が出来るという事なのです。

会社員として皆と同じく約8時間働くのであれば、より多くの、そしてより自分にとって重要となるメリットが受け取れる会社で働きたいですよね。

だからこそ福利厚生は会社選びの重要な要素となるのです。

福利厚生と書かれた付箋

それでは今回の記事の本題である会社選びで重要な福利厚生について紹介していきます。

私が重要だと思う制度は以下の6つです。

1. 家賃補助・家賃手当

私の中ではこの制度が圧倒的に1番重要だと思っています。

私が就活生だった時も家賃補助のある会社が良いんだろうなと思っていましたが、会社員になって家賃補助の素晴らしさを非常に強く実感しています。

なぜなら家賃補助が多い=自由に使えるお金が増えるという状態になるからです。

学生時代から既に1人暮らしをしている方は何となく想像がついているかもしれませんが、会社員になって1人暮らしをする場合、月の支出の中で1番多くの割合を占めるのは家賃です。

例えば都内で1人暮らしをする場合、1Kの部屋であれば賃料は8万円程になると思います。

それに対して手取り金額が20万円程だと仮定すると、手取り金額に対して家賃が約40%も占めている事になります。

かなり大きな出費ですよね。

しかし家賃補助のある会社に就職出来れば話は変わります。

月に1万円でも家賃補助が支給されれば、家賃補助が無い場合と比較して使えるお金が増える事になります。

たかが月1万円でも年収ベースで考えれば12万円のUPです。

手取りで計算すると年収ベースよりも金額がある程度少なくなってしまいますが、それでも家賃補助が無い場合と比べて使えるお金は増えますよね。

家賃補助が2万円、3万円とより支給額の多い会社であれば、更に使えるお金も増えます。

私自身も家賃補助が支給されているお陰で、家賃に関する支出を軽減する事が出来ました。

なので家賃補助が支給されている会社を選ぶ事を私は強くお勧めします。

また、就活で会社の家賃補助を確認する際に注意点が2つあります。

注意点①

家賃補助の支給条件を確認

家賃補助が支給されるには何かしらの条件が設けられている場合があります。

例えば以下のような条件が設定されているかもしれません。

  • 実家から勤務地迄の通勤時間が1時間半以上かかる
  • 支給対象者は入社5年目まで
  • 支給対象物件は勤務地最寄り駅から3駅の範囲内
  • 支給対象者は既婚者のみ
  • 支給対象物件の広さが○○ ㎡以内

このような細かい条件はHPや会社説明会で詳細を教えてくれるケースが少ないです。

なので直接人事の方に確認するか、もしくはOBOG訪問を通じて社員の方に聞いた方が良いですよ。

OBOG訪問では実際に制度を利用している社員の方もいるかもしれないので、その制度に関してより具体的な内容を聞く事が出来るでしょう。

因みに、OBOG訪問について何かお困り事がある方は、こちらの記事を是非ご覧ください。

OBOG訪問におけるお勧めの質問内容や、反対に聞いてはいけない質問内容等について紹介しています。

注意点②

家賃補助額と平均年収のバランスに注目

平均以上に家賃補助を支給する会社があっても直ぐに飛び付かないでください。

必ず元々の平均年収を確認しましょう。

家賃補助と年収の比較表
会社名平均年収家賃補助(月)合計額
A社700万円1万円712万円
B社500万円8万円596万円

一見家賃補助の多い会社は自由に使えるお金が多くなるので良さそうに見えますよね。

しかし元々の平均年収が低い会社の場合、家賃補助が少なくても元々の平均年収が高い会社と比較して合計額が下回る可能性があります。

2. 食事関連の福利厚生

1人暮らしを始めると食費も結構かかります。

人によっては家賃の次に支出の多い項目になるかもしれません。

なので食事関連の福利厚生を上手く利用出来る会社は、大きな節約に繋げる事が出来ます。

食事関連の福利厚生の例として1番イメージしやすいのは社員食堂ですね。

会社の外に出てランチメニューを注文するよりも安い値段で食べる事が出来ます。

値段に対してメニューも充実しているので毎日社食を食べても飽きる事はないでしょう。

お店と社食の昼食代比較表 ※月20日勤務、年240日勤務の場合
値段合計額(月)合計額(年)
お店800円16,000円192,000円
社食600円12,000円144,000円

上記の表では1日200円の差ですが月単位、年単位で計算すると大きな金額差になります。

たった200円の差でも甘く見てはいけません。

食費の節約は家計に大きな効果があるので、食事関連の福利厚生が導入されている会社はお勧めです。

3. 自己啓発に伴う費用の補助、資格取得の奨励金

自己啓発を行う際に発生する通信教育の費用講座の費用を会社が一部もしくは全部負担してくれる場合があります。

会社員になっても勉強は必須なので、その勉強に対して会社が支援してくれるのは有り難いですね。

特に資格取得に関する自己啓発では、資格が取得出来た場合に奨励金を貰える場合があり、難しい資格ほど奨励金が高く設定されます。

本来の資格取得の目的とは異なってしまいますが、奨励金目当てで難関資格に挑戦してみるのも良いでしょう。

それでもし試験に合格出来たなら、自分のキャリアにも少なからず良い影響を与えてくれるかもしれませんからね。

はたて
はたて

学生期間が終わった後、会社員になっても勉強は必要です。

特に若手のうちは仕事に関連する専門的な知識を身に着ける為に勉強が必要になります。

会社によっては特定の資格取得を義務付けられる事もあるので、入社後に確認してみてください。

4. 退職金

退職金は退職した時に必ず支給されると思っていませんか?

それは間違いです。

退職金は退職する方に対して必ず支払われるという訳ではないのです。

志望企業で退職金に関する規定が設定されていない場合、退職金が支給されない可能性があります。

私もこのような就活ブログを運営する前まで、退職金は必ず支給されるものだと思っていました。

しかし調べてみると支給されない場合もある事を知って驚きましたね。

なので採用サイトに退職金の支給有無が記載されているか、気になる方は確認してみてください。

記載が無ければ人事の方や社員の方に聞いてみましょう。

退職金を貰えるのは入社してから大分後の話ですが、貰えるか貰えないかで退職後の生活は大きく違います。

なのでなるべく退職金が支払われる会社を選ぶ事をお勧めします。

5. 特別休暇

会社は社員に対して最低限一定日数の有給休暇を与えてくれますが、それに加えて更に多くの休暇が貰える場合は嬉しいですよね。

ワークライフバランスを重視している就活生にとっては、この制度は非常に興味があるでしょう。

会社によっては一般的な有給休暇とは別に、特別休暇を導入している場合があります。

例えば以下のような特別休暇がありますよ。

  • ワクチン休暇
  • リフレッシュ休暇
  • アニバーサリー休暇
  • バースデイ休暇
  • 慶弔休暇
  • 夏季休暇

普段働いている時はあまり意識しないのですが、いざ自分がその休暇を取得出来るタイミングになるとワクワクします。

会社毎に様々な特別休暇を導入しているので、気になる場合は会社の方に聞いてみてください。

注意点

会社と就活生で特別休暇の認識が違うかも?

「特別休暇=有給休暇とは別の休暇」と認識している方がいると思います。

私も就活生時代はそのように思っていました。

しかし会社によっては必ずしも有給休暇と別の休暇の扱いになるとは限らないので、よく確認しておく事をお勧めします。

想定されるケースとしては「特別休暇=有給休暇利用推奨日」として扱われる可能性です。

例えばアニバーサリー休暇を導入している場合、このアニバーサリー休暇は有給休暇の利用をお勧めする日であり、あくまで利用出来るのは通常の有給休暇であるという扱いになっている可能性があります。

せっかく沢山休みが貰えると思ったのに、入社してから休暇の扱いが違うと伝えられたら凄くモチベーションが下がりますよね。

志望企業の特別休暇の多さに魅力を感じている方は、休暇の扱いについてよく確認しておきましょう。

6. 育児・介護関係

誰かの生活を支える為に利用する育児や介護関係の福利厚生も会社員にとっては重要な制度です。

仕事が忙しくなってくると自分1人を支える事だけでも大変なのに、更に他の誰かを支えなければならない状況は相当大変です。

なので育児や介護に関係する福利厚生を導入している会社に入社出来ると誰かを支えなければいけない場面になった時に、少しでも気持ちが楽になりますよ。

またこのような制度を導入している会社は、単純に制度があるという事だけでなく、もう1つ良い点があります。

それは、このような制度が取得しやすいかもしれないという事です。

その会社で働く方達の中には実際に関係する制度を利用した経験のある方が一定数いるので、自分が対象となる制度を利用する事に理解を示してくれるでしょう。

せっかく制度があるのに、周りから嫌な顔をされるなんて事があるのは嫌ですよね。

皆さんもいずれ利用するかもしれない制度なので、なるべく利用しやすい環境が整っている方が良いと思いますよ。

はてなマークが書かれたブロック

多くの方が興味を持つであろう福利厚生ですが、この内容について情報収集をする際に1点困った事があります。

それは以下のような内容です。

福利厚生について詳しく聞いて、会社の方から自分の志望度を低く見られたらどうしよう

皆さんはこのように考えた事はありませんか?

就活生時代の私は考えていました。

そして正直に言ってしまうと、私はそのような考えから会社の方から志望度が低いと思われたくなかったので福利厚生の詳細についてあまり深く聞く事は出来ませんでした。

とはいえ、福利厚生について詳しく会社の方に聞くと本当に自分の志望度を低く見られるのかは分からないんですけどね。

私は人事部の経験がないので、今でも真相は分かりません。

というように結局就活生時代にあまり質問出来なかった私が言うのもなんですが、今就活生である皆さんには少しでも会社の福利厚生に関する情報を把握しておいた方が良いとお伝えします。

就活生当時の私と同じように福利厚生について質問したくても出来ないと思っている方がいるかもしれませんが、全く聞かないのは出来れば避けたいです。

福利厚生について悪い意味でのギャップが生じてしまうと、働く上でのモチベーションに大きく影響してしまいますからね。

自分が特に重要視していた福利厚生でそのギャップが生じてしまうと尚更最悪です。

なので少しだけでも良いので、自分が最重要視する福利厚生に関する内容だけでも良いので、会社の方に聞いてみた方が良いと私は思いますよ。

勿論、福利厚生に関する質問ばかりではあまり印象が良くない可能性があるので、会社の事業内容や働き方、仕事のやりがい等の情報も混ぜながら質問するのが良いかもしれませんね。

会社の方に質問する際には以下のタイミングを活用してみましょう。

会社の方へ直接質問出来る機会は多い訳ではないので、1回1回のタイミングを大切にしてくださいね。

  • 企業説明会
  • 合同説明会
  • 面接
  • OBOG訪問
  • インターンシップ
  • その他企業のイベント

特にお勧めのタイミングはOBOG訪問合同説明会です。

OBOG訪問は「家賃補助・家賃手当」の注意点①の箇所で説明した通り、働いている社員の方に対して詳しい事が聞けるので、具体的な情報を収集したい方にはお勧めです。

また合同説明会は上記で取り挙げたリストの中で1番開催頻度が多いので、質問出来るチャンスも何度か訪れるでしょう。

沢山質問するのは時間的に難しいですが、説明会の合間に何点か質問出来る時間はあるので、優先順位の高い内容から聞いてみましょう。

上記以外のタイミングでも良いので、皆さんが質問しやすい場面で聞いてみてくださいね。

因みに合同説明会や企業説明会に参加しようと思っている方はこちらの記事を是非ご覧ください。

合同説明会へ行って良かったと思えた事や、他の就活生と差別化する為に企業説明会で聞いて良かった質問内容について紹介しています。

今回は私が会社員として生活している経験を踏まえて、会社選びで重要な福利厚生について紹介しました。

ポイントをまとめますと、以下の通りです。

まとめ
  • 家賃補助・家賃手当
  • 食事関連の福利厚生
  • 自己啓発に伴う費用の補助、資格取得の奨励金
  • 退職金
  • 特別休暇
  • 育児・介護関係

まだ学生だとイメージが湧かないかもしれませんが、会社員にとって福利厚生は非常に有難い制度です。

皆さんが実際に会社へ入社した際には、どの福利厚生を利用出来るかによって日々のモチベーションにも大きく影響するでしょう。

なので、これから志望する会社を選ぼうとしている方は勿論の事、現在選んでいる最中の方や既に選び終わった方も仕事内容や給料等に加えて、福利厚生にも注目する事をお勧めしますよ。