こんにちは、はたてです!
これから就活を始めようとしている方は、先ず合同説明会へ行くべきか考えるのではないでしょうか。
大手就活サイトを中心に様々な就活支援を行う団体が大々的な告知をしているので、多くの就活生が就活を進める為には合同説明会へ行く必要があると理解していると思います。
行く場合は事前に登録さえすればいいので、気軽に参加出来るのが良いですよね。
しかし、とりあえず登録をしたものの合同説明会へ行く事で具体的にどのような良い事があるのかイメージしきれていない方もいるのではないでしょうか。
特に初めて合同説明会へ行く就活生は、このような課題を抱えていると思います。
そんな就活生の為に、今回は就活を経験した私が合同説明会へ行って良かったと思えた事を5つ紹介します。
まだ合同説明会へ行くべきか、行かないべきか迷っている方がいれば是非今回の記事を参考にしてくださいね!
- 合同説明会へ行くべきか、行かないべきか迷っている人
- 合同説明会へ行く事でどのような良い点があるのか知りたい人
- 事前に合同説明会の良い点を把握して効率的に就活を進めたい人
合同説明会とは

合同説明会に関する私の経験をお伝えする前に先ずは、そもそもの合同説明会とは何かという事について整理しておきましょう。
幅広い業界から多くの企業が同じ日に1つの会場に集まって、各々自社に関する情報を就活生に説明するイベント
合同説明会とはその名の通り、多くの企業が自社に関する情報を就活生に対して説明してくれます。
開催形式によって異なる事もありますが、多くの場合は非常に大きな会場の中で各社が専用のブースを用意して出展する形式です。
各企業1回につき20分〜30分程で自社について説明し、それを合同説明会が終了するまで繰り返します。
1回当たりの説明時間が短いので、合同説明会で収集出来る情報はかなり基本的な内容となります。
また説明会は途中退出が可能であり、各所で企業がブースを出展しているので容易に他の企業の説明を聞きに行く事が出来ます。
合同説明会は行かなくても良いのか?

内定獲得に向けて必ず合同説明会へ行かなければならないという訳ではありません。
合同説明会はあくまで内定獲得に近づく為の手段の1つであり、絶対ではないですからね。
行かない事も正しい選択と言えるでしょう。
しかし私は皆さんに合同説明会へ行く事を強くお勧めしています。
なぜなら合同説明会へ行かない事で想定される未来の影響が非常に大きいと考えているからです。
皆さんはもし自分が合同説明会へ行かない場合、自分の今後の就活に関してどのような未来が想定出来るのか考えた事はありますか?
もし想定した事が無いという方は是非1度考えてみてください。
私が想定する未来は以下の通りです。
- 本選考を受けているうちに持ち駒が無くなってしまう
- 他の就活生が既に知っている情報を後から知る事になり行動が一歩遅くなる
- 就活のスタートダッシュが遅れて開始早々不利になる
- 合同説明会への不参加が選考に影響する
上記で記載したのは主に悪い側面の未来ですが、勿論良い側面の未来もあるとは思います。
とはいえ私としては合同説明会へ行かなかった場合、圧倒的に悪い側面の未来の方が就活に与える影響が大きいと考えているので、主に悪い側面に関する未来について記載しました。
このような合同説明会へ行かない場合の未来もちゃんと想定した上で、本当に行くべきかどうかを判断してくださいね。
合同説明会へ行かない場合の未来については以下の記事で詳細を記載していますので、良ければこちらの記事も読んでみてください。
合同説明会へ行って良かったと思えた事

では今回の記事の本題である私が合同説明会へ行って良かったと思えた事について紹介します。
具体的な内容は以下の5つです。
- 今まで知らなかった企業に出会って自分の視野を広げる事が出来た
- 1日で沢山の企業の情報を収集する事が出来た
- 特別イベントを通じて就活力をUPさせる事が出来た
- 企業の方に直接話を聞く事が出来た
- 同じ業界に所属する各企業を比較する事が出来た
内定獲得を目指す上で皆さんの就活にも活用出来る内容だと思うので、是非この後に記載する詳細も確認してください。
1. 今まで知らなかった企業に出会って自分の視野を広げる事が出来た
「合同説明会とは」の箇所で記載した通り合同説明会には多くの企業が参加するので、自分が今まで知らなかった企業に出会えるチャンスがあります。
昨今はテレビCMやネット広告、お店の商品等を通じて日本にはどのような企業があるのか簡単に知る事が出来ますよね。
特に大学生の皆さんであれば食品業界、保険業界、自動車業界、旅行代理店業界等で聞き馴染みのある名前の企業があるかもしれません。
そして恐らくこれから就活を始める方は、自分にとって聞き馴染みのある企業を基準に就活を進めていくのではないかと思います。
しかし就活を始めたばかりの頃に予め知っている企業だけで就活を進めて、内定を獲得する事は難しいでしょう。
あまりにも視野が狭すぎます。
日本全体でそれはそれは沢山の企業が存在している事は皆さんご存知の事だと思いますが、そのうち大企業に絞っても数十社に限定されるわけではありません。
大企業だけで見ても、沢山の企業が存在しています。
その中で皆さんが就活を始めた頃に知っている企業はほんの少ししかないでしょう。
要はまだまだ皆さんの知らない企業が沢山あるという事なのです。
知らない企業が多い状態で就活を進めると色々な問題があるのですが、私は1つ特に注目すべき問題があると思っています。
それは面接で「なぜ貴方は他社ではなく弊社に入社したいのか」という質問に対して明確な回答が出来ないという問題です。
この質問に対して「志望企業に入社したい強い思いをとにかく面接官に伝えるんだ!」という戦略を考える方は結構多いのではないでしょうか。
私はその戦略では内定獲得に近づけないと考えています。
なぜなら、その戦略では「他社ではなく」という観点が説明出来ていませんからね。
なのでここでは志望企業に入社したい理由に加えて、「他社ではダメな理由」を説明する必要があります。
この時に今までの就活で自分の視野を広げられているかが重要になるのです。
例えば極端な話、とある業界において志望企業にしか興味を持っておらず同業他社について何も調べていなかった場合、他社については何も分からないので「他社ではダメな理由」を説明する事が出来ません。
反対に合同説明会等で同業他社も含めて情報収集している場合は、他社についても詳しく知っているので「他社ではダメな理由」を説明する事が出来ます。
だからこそ合同説明会を通じて自分の視野を広げる必要があるのです。
実際に私も合同説明会を通して様々な企業や業界について把握していたので、面接でも自信を持って志望企業に入社したい理由と他社ではダメな理由を説明する事が出来ました。
合同説明会で特に行ってほしい企業ブースはBtoB企業
企業には様々な分類方法があり、その中で「誰に対してサービスを提供しているのか」という観点で分類する方法があります。
「BtoB企業」や「BtoC企業」というキーワードは聞いた事がありますか?
法人向けにサービスを提供する企業
個人向けにサービスを提供する企業
上記2つの分類を見て改めて皆さんに考えてほしい事があります。
皆さんが今知っている企業って「BtoC企業」が多くありませんか?
旅行業界や小売業界など我々個人に対してサービスを提供している企業が多いのではないでしょうか。
企業の存在を知るきっかけとなるCMや街中の広告等は個人をターゲットにしている企業が多いので、BtoC企業に偏ってしまうのかもしれませんね。
だからこそ私は皆さんに合同説明会の場でBtoB企業の話を聞く事をお勧めします。
皆さんが知らないだけで素晴らしい企業は沢山あるんですよ。
BtoB企業にも注目出来ると視野が一気に広がりますので、是非合同説明会ではBtoB企業の話も積極的に聞いてみましょう。
私も就活を開始した大学3年生の6月当初は自分が知っている企業を中心に情報収集していました。
自分が知っている企業となると、やはりCM等の広告を目にした事のある企業や利用した事のあるサービスを展開している企業になるのでBtoC企業が多かったですね。
その様な中、合同説明会の空いた時間でふらっと名前の知らない企業の説明を聞くと「こういう企業も世の中にはあるんだな~」と自分の視野が広がっていく感覚を得る事が出来ました。
特に面白いなと思えたのは「食品卸会社」の説明を聞いた時ですね。
食品メーカーが商品を製造して、その商品をスーパーやコンビニのような小売店が消費者に向けて販売するという社会の構図は何となく理解していましたが、食品メーカーと小売店の間に食品卸会社が存在している事を当時の私は説明会で話を聞いて初めて知りました。
言われてみれば「確かに食品卸会社の役割も必要になるよな」と思いながらも、自分の生活の中で今まで全く接点が無かったので、食品卸会社に対して目を向ける事が出来ていませんでしたね。
このような新しい発見を得る事が出来たので、自分が知らない企業の説明を聞く事も大切なんだと思いました。
2. 1日で沢山の企業の情報を収集する事が出来た
合同説明会は個別の企業説明会と違い、多くの企業が参加する形式となります。
規模の大きい合同説明会では100社以上の企業が参加する場合もあるでしょう。
なのでたった1日で多くの企業に関する情報を収集する事が出来るのは、合同説明会の大きなメリットですね。
1社1社個別の企業説明会へ行くよりも非常に効率的に就活を進める事が出来ます。
就活は企業に関する情報を集める作業以外にも、様々な事をやらなければならないので効率的に動く事が非常に重要ですよ。
個別の企業説明会の方が具体的な情報を収集出来る
合同説明会は効率的な情報収集が出来る良い一面がある一方、得られる情報の具体性はそこまで高くありません。
1回20分〜30分と説明出来る時間が少ないので、どうしてもざっくりした情報になってしまうのだと思います。
なので具体的な情報が欲しい場合は個別の企業説明会へ行く方が良いでしょう。
合同説明会で様々な企業の話を聞いて、そこで興味を持てる企業があれば次は個別の企業説明会へ行くようにすれば良いと思いますよ。
3. 特別イベントを通じて就活力をUPさせる事が出来た
合同説明会では参加する各企業がブースを設営し、就活生に向けて企業に関する説明を行う事が主な内容です。
しかし開催内容によってはそれ以外のイベントが行われる事もあります。
それが所謂、特別イベントというやつです。
合同説明会を主催する企業や合同説明会の開催日によって行われる特別イベントの内容は異なりますが、基本的には以下のようなイベントに参加出来ます。
- 今後の就活の進め方に関する講座
- ES、面接対策講座
- ES添削会
- 就活マナー講座
- 個別相談会
私は面接対策講座のイベントに参加してみました。
面接に挑む上で抑えるべきポイントを学ぶ事が出来たので、今後の自分の就活にも活かす事が出来ましたね。
もしどのイベントに参加すれば良いか迷う方は、まずは個別相談会に参加してみると良いと思います。
「就活をどのように進めれば良いのか分からないのですが、どうすればいいでしょうか?」というような凄くざっくりとした相談にも快く対応してくれると思いますよ。
就活は最終的に自分のキャリアを決める事なので自分1人で対応しなければならない場面が多くなります。
そのような中で気軽にプロへ相談出来る機会は非常に貴重なので、皆さんも是非活用してみてください。

小さなスペースや端っこのスペースで開催している場合があるので、見逃さないように注意してくださいね。
特別イベントは早めの予約が必須
特別イベントは小スペースで行われる為、事前予約もしくは当日予約が必要になる事が多いです。
特に当日予約の場合は整理券対応となる傾向にあるので気になるイベントがある場合は、早い時間帯から整理券を確保しておきましょう。
人気のイベントですと、すぐに整理券が無くなってしまう場合があります。
整理券が獲得出来なくてもキャンセル待ちの列に並ぶ事が出来る場合もありますが、せっかく色々な企業の話を聞きに来たのに、列に並ぶだけで時間を消費するのは非常に勿体無いです。
事前予約制の場合は特別イベントの案内を見たらすぐに、当日予約制の場合は朝一から合同説明会へ行って最初に予約するようにしましょう。
4. 企業の方に直接話を聞く事が出来た
20分〜30分の説明会が終わった直後、私は説明者の人事の方に少し時間を頂いて幾つか疑問点を質問していました。
説明会の最中や最後に人事の方から「ここまでの内容で何か質問はありますか?」と質問を促される事がありましたが、私は就活生皆の前で手を挙げて質問するのが恥ずかしかったので、説明会直後に質問していましたね。
今までの企業分析等を通じて疑問に思った事や更に詳しく知りたい事を調べるのにもネット検索だけでは限界があるので、直接企業の方に質問して解決出来たのは良かったです。
加えてこのような質問で得られる情報は他の就活生が知らない独自情報となるので、私はその情報を自分の就活を進める上での武器にする事も出来ました。
人事の方へ質問する事はかなり緊張すると思います。
ですが質問する事で有益な情報を得られる可能性が高いなら、絶対に質問するべきです。
人事の方も就活生からの質問は大歓迎だと思うので、「変な質問をしてしまったらどうしよう…」と不安になる必要はありませんよ。
企業の方にどのような質問をするべきか分からない方がいれば、こちらの記事を参考にしてください。
私が実際に企業説明会で聞いて良かったと思う質問や、質問内容が思いつかない時の対処法等を紹介しています。
5. 同じ業界に所属する各企業を比較する事が出来た
内定を獲得する為には自分の志望する企業だけを詳しく知れば良い訳ではありません。
勿論、その志望企業について深く理解し、志望度の強さを企業に示す事は必要です。
ですがそれだけではなく、他の企業に関してもよく知る必要があります。
特にその志望企業が所属する業界の競合他社について、各社の違いを明確に理解出来ている必要があるでしょう。
なぜなら志望企業と競合他社の違いを理解出来ていないと、面接の際に「その志望動機なら競合他社でも良くない?」と面接官に思われてしまうからです。
面接官へ志望企業に対する自分の志望度の強さを示すには志望企業へ入社したい理由に加えて、「他社ではダメな理由」も含めて説明する必要があります。
「その理由なら確かに弊社に入社するしかないね」と面接官を納得させなければならないのです。
とはいえ、1つの業界内には複数企業が存在しているので、1社ずつ個別の企業説明会へ行くのは大変だと思う方もいるでしょう。
且つ大抵の場合は志望企業も複数あり、その分対象となる業界も複数になるので、競合他社を調べるのも一苦労です。
そんな時に合同説明会は非常に役に立ちます。
合同説明会では同じ業界に属する企業が複数参加している事が多いので、たった1日だけで志望企業に加え、競合他社の情報も収集する事が出来ます。
そうなると各社の情報をその場で照らし合わせる事が出来るので、企業毎に比較する事が可能になります。
仕事内容や事業内容、今後の注力分野、福利厚生面など様々な観点で容易に比較する事が出来るのです。
私の場合は、とある合同説明会へ行った際に当時志望していた企業に加えて競合他社も複数参加していたので、それぞれの違いを見比べながら各社の強み弱みを知る事が出来ました。
合同説明会の参加前から参加後迄のやるべき事

合同説明会はただ単純に当日会場へ行って、企業の話を聞いて、帰れば良い訳ではありません。
合同説明会が始まる前からやるべき事がありますし、一方で合同説明会が終わった後もやるべき事があります。
大まかな合同説明会の参加前、参加当日、参加後にやるべき事は以下の通りです。
- 合同説明会の参加前にやるべき事
- 参加企業と出展場所を確認
- 事前予約が必要な特別セミナーの予約
- 開催時間、場所の確認
- 合同説明会の参加当日にやるべき事
- お昼ご飯の確保
- 当日受付の特別イベントを予約
- 企業の説明会に参加
- 合同説明会の参加後にやるべき事
- 合同説明会で聞いた内容を整理
- 次回の合同説明会を予約
それぞれのやるべき事について簡単に説明します。
1. 合同説明会の参加前にやるべき事
合同説明会の参加前にやるべき事を3つ紹介します。
参加企業と出展場所を確認
先ずは当日の合同説明会にどの企業が参加するのか確認しましょう。
合同説明会の専用HPに参加企業の詳細が掲載されていると思います。
気になる企業があればリスト等にまとめておくと、参加当日に振り返りやすくなりますよ。
そして気になる企業の出展場所を確認する事も大切です。
特に大学3年生の4月~6月頃や大学4年生の3月頃の合同説明会は大規模開催となることが多いです。
大規模開催の場合、100社以上の企業が集まるので事前に出展場所を確認して、参加当日はスムーズに動けるようにしておきましょう。
事前予約が必要な特別セミナーの予約
こちらは「特別イベントを通じて就活力をUPさせる事が出来た」の箇所で紹介したイベントの話とは異なります。
この箇所で紹介した特別イベントとはプロの方に就活相談が出来たり、選考対策に関する講座が受講出来たりという説明会とは少し異なる内容でしたね。
一方で今回取り挙げた特別セミナーとは通常、各企業がブースで行う説明会の特別版です。
皆さんご存じの通り、合同説明会では企業毎に専用ブースを設置しているので、そのブース内で具体的な話を聞く事が出来ますよね。
それに加えて特設ブースを用いて実施される説明会があります。
これが特別セミナーです。
通常の説明会では企業ブースに5名~10名程度座れる椅子が用意されており、座れない人は椅子の後ろで立って話を聞くので、1回の説明会で多くても30名程度が参加出来る規模感になります。
一方、特別セミナーは広いブースが用意されているので50名〜100名、もしくはそれ以上の就活生が参加出来る大きな規模で開催しています。
座席数が多いので事前予約無しでも参加出来そうだと思いますが、この特別セミナーは事前予約の段階でかなりの座席が埋まる傾向にあります。
特に多くの就活生に知られている企業が登壇する場合は、事前予約の段階で満席となる事もあるでしょう。
私が就活生の時も何度か事前予約の時点で満席になったセミナーがあった事を覚えています。
なので興味のある企業の特別セミナーが開催されると分かったら、早めに予約するようにしましょう。
事前予約をしないで参加する事も可能な場合はありますが、当日参加用の待機列に並ぶ必要がある等、余計な時間を取られてしまうので勿体無いです。
開催時間、場所の確認
就活に限った話ではありませんが、開催時間と場所を確認する事も大切です。
特に大規模開催の合同説明会では混雑が予想されるので入場までに時間がかかる可能性が高いでしょう。
開催時間間近に会場へ到着するようなスケジュールだと、朝一から大混雑に巻き込まれるかもしれません。
合同説明会は1日を通して開催され、最後まで参加すると結構疲れるので、朝一から混雑で疲れてしまっては体力が持ちませんよ。
なので少しでも混雑を避ける為に、開催時間よりも早い時間帯に会場へ到着出来るスケジュールで行動する事をお勧めします。
また開催場所も間違いがないようにしっかり確認しておきましょう。
場合によっては近くの駅から会場までの直通バスを用意してくれている合同説明会もあります。
効率的に会場へ向かう事が出来るので、専用HPの内容はよく読んでおきましょう。
この直通バスの案内はHP内であまり目立たない所に掲載されているので見逃し注意です。
2. 合同説明会の参加当日にやるべき事
合同説明会の参加当日にやるべき事を3つ紹介します。
お昼ご飯の確保
合同説明会当日にやるべき事として、これが1番大切だと私は思います。
なぜなら合同説明会でのお昼ご飯の確保は争奪戦になるからです。
近くにコンビニがあるからといって「お昼になったら買いに行こう」なんて考えは今すぐ捨てましょう。
大規模開催になればなる程、お昼のコンビニは激混み状態になります。
自分の食べたいお昼ご飯が買えず、しかもお昼ご飯を買う為に長蛇の列に並ぶのは時間が非常に勿体無いですよね。
なので会場に着いたら先ずはお昼ご飯を確保してください。
飲み物を用意していなければ、それも確保が必要ですよ。

遊園地の入場列並みに混雑するので覚悟してくださいね。
お昼の時間帯は人気企業のブースへ行くチャンス
先程、お昼の時間帯はコンビニが激混みすると記載しました。
それはつまり、お昼の時間帯は合同説明会の会場以外の場所に就活生が集中するという意味でもあります。
この状況は上手く活かせればチャンスです。
会場にいる就活生の数が少なくなるので、通常は人が一杯で中々参加出来ない有名企業の話も聞く事が出来るようになるかもしれません。
他の就活生がお昼ご飯を買ったり食べている隙を活用してみましょう。
当日受付の特別イベントを予約
こちらは「特別イベントを通じて就活力をUPさせる事が出来た」の箇所で少し記載しましたね。
合同説明会でメインとなる企業の話を聞きに行く前にまだやる事があります。
当日受付の特別イベントを予約しましょう。
事前予約のケースもあると思いますが、私の経験上では当日予約として整理券を貰うケースが多かったです。
就活のプロからESの書き方を教えてもらったり、就活全般の悩みを相談出来たりする貴重な機会なので、活用したい方は会場に入場したらすぐに予約する事をお勧めします。
企業の説明会に参加
やっと各企業の説明会に参加します。
開催前に確認した企業を中心に様々な企業の説明を聞いてみましょう。
勿論メモを取る事も忘れずに。
何をメモすれば良いのか分からない方もいると思いますが、最初は取捨選択をあまり意識せず、聞いた内容は出来る限り全てメモする意識で良いと思います。
沢山メモして多くの情報を獲得しましょう。
メモした情報が重要か、重要でないかは就活が進んでいくうちに自分の中で分かってきますからね。
逆にまだ就活に慣れていない段階から情報の取捨選択をしてメモする情報が少なくなってしまうと、実は重要だった内容を後から見返す事が出来ません。
説明している方の話を全てメモするのは結構大変ではありますが、そのメモした情報は今後のインターン選考や本選考の際に必ず役に立ちますので、まずは聞いた事をとにかくメモする意識で合同説明会に挑みましょう。
3. 合同説明会の参加後にやるべき事
合同説明会の参加後にやるべき事を2つ紹介します。
合同説明会で聞いた内容を整理
企業に関する沢山の情報を記載したノートを整理しましょう。
私はパソコンに情報を保管しておく事をお勧めします。
企業毎にフォルダを作成し、Wordにノートの内容を整理してまとめていました。
また、Wordの名前は参加した合同説明会の日付と合同説明会のイベント名を記載していました。
このように情報を整理しておく事で、後々対象企業の情報が必要になった時に何処にその当時まとめた情報が保管されているのか分かりやすくなります。
就活は情報が命なので、就活を始めたばかりの段階から集めた情報を整理する習慣は持っておきましょう。
次回の合同説明会を予約
合同説明会は色々な就活サイトを通じて開催されています。
今回出展していなかった企業が別の合同説明会に出展しているケースがあるので、他に開催されている合同説明会が無いか探してみてください。
重ねての話になりますが、就活は情報が命なので様々な合同説明会へ積極的に参加する事をお勧めします。
私が就活生時代に合同説明会でやって良かったと思う行動

ここでは私が実際に合同説明会へ行き、やって良かったと思う行動について2つ紹介します。
私が実施した2つの行動について、もし「自分もやってみよう!」と思える行動が1つでもあれば、是非次回予定している合同説明会で実践してみてください。
1. 最後の時間帯まで残って企業の話を聞く
私は体力に余裕がある際には、最後の時間帯まで残って企業の話を聞いていました。
途中で帰っても問題無いのですが、今改めて思うと合同説明会が閉会する最後まで残って1社でも多く企業の説明を聞いた行動は良かったと思います。
このような行動を実施する事で少しでも多くの企業の話が聞けた事から、視野を狭める事なく就活を進める事が出来たメリットがありました。
この世の中には自分が想像している以上に様々な企業があると知る事が出来ましたね。
また最後の時間帯まで参加していると、それだけメモする量も多くなる事から、企業の説明を聞く際のメモの取り方が上手になったり、メモした情報を振り返りやすく整理する方法を身につける事が出来たりと企業に関する情報以外の観点でも多くの学びを得る事が出来ました。
合同説明会は朝から夕方まで長丁場となり、様々な企業の話を聞いてお昼過ぎにはかなり疲れた状態になります。
もし皆さんがそのような状況になったら、それでももう一踏ん張り頑張ってあと1社追加で企業の話を聞いてみてください。
その行動は必ず何かしらの形で今後の就活に活きるはずですからね。
2. 業界を絞らないで色々な企業の話を聞く
今回何度も記載している通り、合同説明会へ行く事は様々な業界・企業が同じ会場に集まるので自分の視野を広げる良い機会となります。
「今まで知らなかった企業に出会って自分の視野を広げる事が出来た」の箇所では知らない企業に出会って自分の視野が広がった話をしましたが、それは企業に限らず業界に関しても言えることです。
自分が今まで知らなかった業界、知っているけど現在の自分の興味度が低い業界の話をあえて聞く事でも自分の視野を広げる事が出来ます。
合同説明会へ行こうと思っている方は既に興味のある業界が自分の中にあるとは思いますが、是非業界を絞らずに色々な企業の話を聞いてみてください。
意外と話を聞いてみると自分に合う業界が新たに見つかるかもしれませんよ。
ただ、自分が興味を持つ業界以外の話を聞くのは少し億劫かもしれません。
そのような場合は「今まで殆ど調べた事のない業界だけど名前は知っている企業」に注目してみましょう。
企業名を知っているなら何となくの事業内容も想像出来ると思うので、少しは親しみやすくなると思います。
特に大学3年生の4月~6月頃の合同説明会は就活期間の中で1番大規模な形式で開催される傾向にあるので、多くの業界に触れて知識を蓄えていきましょう。
私は就活を始めたばかりの頃、興味のある業界はあれども入社したい業界が明確になっていなかったので、合同説明会では幅広い業界の話を聞いていました。
今思えば、この行動を実施して本当に良かったと思います。
特にそのように思う理由は面接で自分の志望度を表現する時に役に立ったからです。
「今まで知らなかった企業に出会って自分の視野を広げる事が出来た」の箇所でも説明しました、「他社ではダメな理由」に関する話が業界においても当て嵌まりました。
面接では自分の志望度を志望企業へ伝える為に面接官へ志望動機を説明すると思います。
この志望動機に対して面接官は様々な深掘り質問を就活生に聞いてくるのですが、これが結構厄介です。
全く予想していない深掘り質問を聞かれてしまう場合がありますからね。
特に厄介なのは「なぜ弊社が所属するこの業界でなければならないの?」という深掘り質問です。
この質問に対して、志望企業に入社したい思いを伝える為に志望企業に対する強い思いだけでなく他社ではダメな理由も含めて説明する必要があると紹介したように、働きたい業界を伝える上でも「他業界ではダメな理由」も含めて説明する必要があります。
対策方法としては就活を通して様々な業界について理解を深めて各業界の違いを理解する事なのですが、企業に関しても他社を意識して回答を用意しなければならないのに、業界に関しても他業界を意識する必要があるなんて想像するだけでも大変そうですよね。
私の場合も実際大変ではありましたが、私は合同説明会を通して幅広い業界に触れていたので、他の就活生よりは苦労せずに対策出来たと思います。
ちなみにもし皆さんが面接官から「なぜ他業界ではダメなの?」と聞かれたら、例えばこんな感じの回答が出来ると良いでしょう。
食品業界を志望している就活生が自分の志望動機を面接へ伝えた後に、面接官から深掘り質問として「他業界ではダメな理由」を聞かれた場合を想定して回答を考えてみました。
私は食品業界で働きたいと思っています。確かに私の志望動機では食品業界以外にも適した業界はあるかもしれません。具体的にはA業界とB業界になるでしょう。しかしA業界では△△な点で私の実現したい事が出来ません。加えてB業界では□□な点で私は志望しておりません。だからこそ私は〇〇が実現出来る食品業界で働きたいんです!
上記回答例のように志望企業の所属する業界と他業界を比較しながら説明出来ると、面接官に伝わりやすい回答になると思います。
その他にも面接では面接官からの様々な深掘り質問に対して回答する必要があります。
回答する為の対策として、面接官からの深掘り質問を予め予想して回答を用意する必要があるのですが、自分の回答に対して面接官がどのように深掘りしてくるのか予想するのは難しいです。
たとえ自分が同じ回答をしたとしても、面接官によって深掘りしてくる内容は同じではないですからね。
そんな難しい深掘り質問への対策方法にお困りの方は是非こちらの記事を読んでください。
私が実際に行った深掘り質問の対策を紹介しています。
合同説明会における注意点

私としては皆さんに合同説明会へ気軽に行ってほしいと思っています。
今回の記事で色々と紹介したように、合同説明会は確実に皆さんの就活に役立たせる事が出来ますからね。
その一方で注意しなければならない点もあります。
合同説明会へ行こうと思っている方は必ず確認してください。
1. 最低限のマナーは覚える
合同説明会では企業の方と会話する機会が多くなります。
今までも友達の親や学校の先生、バイト先の偉い方など大人の方と会話する機会自体はあったと思います。
その際には礼儀を意識出来ていたと思いますが、そこまでガチガチに意識していた訳ではないですよね。
時には砕けた話し方をする事もあったでしょう。
ですが就活の場では今まで会話してきた大人の方とは違い、企業の方と会話する事になります。
今まで以上に礼儀に気をつけて会話する必要がありますよ。
失礼の無いように改めて自分がちゃんと敬語を使えているか確認しましょう。
また礼儀を意識するべき事は会話だけではありません。
相手に対する態度や姿勢等についても失礼にあたる行動になっていないか注意してください。
とはいえいきなり礼儀云々を意識しろと言われても、どうすれば良いか分からない方も多いと思います。
そんな方に向けて合同説明会では特別イベントとしてマナー講座を実施している場合がありますので、自分が行く予定の合同説明会で開催されている場合は活用してみてください。
2. 休憩時間は必ず作る事
今回の記事で何度も記載していますが、合同説明会へ行くと基本的に疲れます。
朝9時10時から夜17時18時頃まで開催される長丁場のイベントですからね。
前半の3、4時間だけ参加して途中退出する場合でも結構疲れますよ。
就活という慣れないイベントに取り組んでいる緊張感もそうですが、やはり1番の要因は合同説明会では立っている状態の時間が長いですからね。
話を聞きたい企業のブースに行く時、企業の話を聞いている時、順番待ちをしている時など、合同説明会の最中は本当に座れる場面が少ないです。
逆に座れるタイミングがあるとすれば、大スペースを確保して行われる特別セミナーに参加する時か、もしくは企業ブースで用意されている椅子が運良く空いている時くらいです。
会場では所々で就活生が小休憩をする為の椅子も置いている場合があるのですが、用意されている椅子に対して就活生の方が圧倒的に多いので基本どこの椅子も誰かが座っています。
なので大きな疲労感を感じる前から都度小休憩の時間を必ず作るようにしてください。
たとえ今のタイミングが予定している休憩時間ではなくても、空いている椅子を見つけたら休憩するくらい無理やり時間を確保しても良いくらいです。

あまりひどく疲れてしまうと翌日の体調にも影響しかねないので、ちゃんと休憩時間を確保してくださいね。
WEB版の合同説明会でも休憩時間は必ず作る事
私は実際に会場へ行く形式に加えて、WEB版の合同説明会も参加した事があります。
WEB版は座って企業の話を聞く事が出来るので先程説明した疲れる根拠には当て嵌まらないのですが、WEB版の合同説明会もやっぱり疲れます。
特に目が非常に疲れます。
皆さんも経験があるでしょう長時間携帯を見たりゲームをしたりすれば目が疲れるのと一緒です。
あくまで私の感覚ですが、実際に会場へ行く形式に比べてWEB版の方が集中出来ない気がします。
実際の会場では企業の説明が終われば歩いて別のブースへ行くので説明会1回1回が終了した事を実感しやすいですし、次のブースまで歩いたりして体を動かすのでその分少しの気分転換になります。
一方でWEB版は企業の説明が終わったら数クリックで別の企業の説明が聞けるので説明会毎の区切りが実感しにくいですし、座りっぱなしなので体を動かす等の行動の変化もありません。
WEB版の方が頭を切り替えるタイミングが無く、ずっと集中状態になってしまう事から集中力が続かないのかもしれませんね。
なのでWEB版に参加する場合も何度か休憩のタイミングを確保して、疲労が溜まりすぎないようにしてください。
大学1年生、2年生も合同説明会へ行く意味はあるのか?

結論から言えば、大学1年生も大学2年生も合同説明会へ行く意味は十分にあります。
自分が知っている企業以外に、世の中にはどのような企業が存在しているのか知るだけでも十分勉強になりますからね。
そこまでガチガチに就活を意識して参加する必要はありません。
予定が空いていれば気軽に1度行ってみましょう。
しかし一方で、大学1年生や2年生という所謂低学年向けの合同説明会はかなり少ない印象です。
この記事を書きながらネットで低学年向けの合同説明会を検索してみましたが、あまり多くはありませんでした。
合同説明会には〇〇年卒就活生向けと参加条件を設けている場合があるので、もし参加を検討している低学年の方は必ず自分が参加可能なイベントなのか確認するようにしましょう。

参加条件が記載されていない合同説明会もあったので、そのような説明会は直接運営会社に問い合わせをしてみても良いかもしれません。
就活イベント自体は大学1年生、2年生向けのものもある
合同説明会に限った話をしてしまうと低学年向けのイベントは少ないですが、就活イベントともう少し広い範囲で探してみると幾つか開催しているイベントがありました。
昨今は就活の早期化が進んでいるので、これから更に開催されるイベントが増えるかもしれませんね。
低学年の方が参加出来る就活イベントを探す際には、皆さんが所属している大学にも目を向けてみてください。
大学によっては低学年向けのイベントを開催している事がありますよ。
そのような情報はキャリアセンターに集まっているので、キャリアセンターに行った事が無い方はこの際に1度足を運んでみましょう。
キャリアセンターは皆さんの就活が本格化した際に助けてくれる存在になります。
早いうちからキャリアセンターで何が出来るのか知るのも良いかもしれませんね。
以下の記事ではキャリアセンターに関する内容を記載しています。
私がキャリアセンターの活用をお勧めする理由を記載していますので、キャリアセンターがどのような場所なのか具体的に知りたい方は是非こちらも読んでみてください。
まとめ
今回は合同説明会へ行くべきか、行かないべきか迷っている方に向けて、就活を経験した私が合同説明会へ行って良かったと思えた事を5つ紹介しました。
ポイントをまとめますと以下の通りです。
- 今まで知らなかった企業に出会って自分の視野を広げる事が出来た
- 1日で沢山の企業の情報を収集する事が出来た
- 特別イベントを通じて就活力をUPさせる事が出来た
- 企業の方に直接話を聞く事が出来た
- 同じ業界に所属する各企業を比較する事が出来た
私が就活生だった時代、内定獲得の為にはいかに情報を集めて活用するかが非常に重要でした。
そしてその傾向は今記事を読んでくださっている皆さんの時代になっても変わらない話だと思います。
そんな重要といわれる情報を合同説明会では一気に集める事が出来ます。
上手く活用出来れば効率的に就活を進める事が出来ますので、まずは1回、気軽に合同説明会へ行く事をお勧めしますよ!