こんにちは、はたてです!
ESを通過出来たら次は面接に挑む事になる訳ですが、皆さんは面接に関して以下のような事を考えた事はありませんか?
準備不足の状態で面接本番に挑戦して良いのだろうか?
確かに本来であれば準備万端の状態で面接に挑戦するのが理想ですよね。
ですが一方で準備万端の状態になる迄待っていると、今度はいつまでも面接に挑戦出来ないという問題が発生してしまいます。
であれば、やはり多少準備不足の状態でも面接に挑戦した方が良いのではないかという考えになるのですが、結局当初の「準備不足の状態で面接本番に挑戦して良いのか?」という問題に戻ってしまって堂々巡りです。
なので今回は、そもそもの話である準備不足の状態で面接本番に挑戦しても良いのかという事について私の意見をお話ししたいと思います。
また合わせて、私がお勧めする面接対策についても紹介しますので、是非このまま読み進めてくださいね。
- 面接対策が準備不足の状態でも面接本番に挑戦するべきか迷っている方
- 自分の面接対策がまだ不十分だと感じている方
- 就活経験者がお勧めする面接対策を知りたい方
準備不足の状態で面接を受けた場合の懸念事項

先程の内容で準備不足の状態で面接本番に挑んでも良いという事をお伝えしましたが、やはり準備不足である事に伴う懸念事項は少なからずあります。
今回は私の経験上の話として3つの内容をご紹介しますので、どのような懸念事項が考えられるのか参考にしてください。
予め懸念事項について把握出来ていれば、皆さんの面接で同じような事が起こっても大きく焦る可能性が減らせるでしょう。
1. メチャクチャ緊張する
準備が出来ていないと自分の中で「今日の面接はいけるぞ!」という自信が持てません。
そうなると「今日の面接で何か失敗してしまうかもしれない」という不安が大きくなってしまい、メチャクチャ緊張してしまいます。
緊張を全くの0にする事は出来ないので多少緊張する事自体は問題無いのですが、逆に過度な緊張状態だと全力が出せません。
なのでメチャクチャ緊張するような状況はなるべく避けたいですね。
因みに面接での緊張を軽減させる為に私が実施した行動は以下の記事で詳細を紹介しています。
もし緊張しすぎてしまって面接が上手くいかない事に悩んでいる方は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
2. 面接官からの質問に回答出来なくなる可能性が高くなる
自分の回答に対して面接官から更に聞かれる深掘り質問は、自分が想定していない視点から質問される場合があります。
勿論、全ての深掘り質問に対応する事は不可能です。
ですが面接対策の準備不足により想定質問の準備が整っていないと、深掘り質問に回答出来ない可能性がより高くなってしまいます。
深掘り質問の対策方法にお困りの方はこちらの記事を参考にしてください。
3. 行き当たりばったりの回答になってしまう
面接では面接官からの質問に対して単純に回答すれば良いという訳ではありません。
可能な限り自分のアピールに繋がるように回答内容を考える必要があります。
なので面接対策の準備が整っていないと面接官からの質問にただ回答するだけになってしまい、最大限自分をアピールする事が出来ないかもしれません。
準備不足の状態で面接本番に挑戦しても良いのか?

これまで準備不足の状態で面接を受けた場合の懸念事項について説明してきました。
ここまで読んで頂いた方は、私が準備不足の状態で面接を受ける事に否定的な考えが強いと思われるかもしれませんが、実は逆なのです。
私は、たとえ準備不足の状態であっても面接本番は挑戦しても良いと考えています。
このように私が考えるのは、2つの理由があるからです。
1. 面接力は練習だけでは向上させる事が出来ない為
自分の面接力を高める為に沢山練習する事も大切ではありますが、練習だけでは面接力を高める事が出来ないと私は考えています。
なぜならいくら練習を沢山実施したとしても、本番の雰囲気を感じる事は出来ないですからね。
練習と本番の両方を何度も経験して、その都度反省と改善を繰り返す事で面接力を少しずつ高める事が出来るでしょう。
2. 面接対策が準備万端の状態になる事はあまり無い為
面接対策は突き詰めれば突き詰める程やるべき事が沢山あります。
なので面接対策に終わりは無いというのが私の考えです。
面接対策の準備が万端な状態を待っていたら、1度も面接が出来なくなってしまいます。
どれだけ面接対策に取り組んでも少なからず準備不足の状態で面接に挑む事になるので、多少の準備不足であれば寧ろ経験値を得る為に挑戦した方が良いと思いますよ。
私も就活期間中に沢山面接を受けましたが、面接の準備が完璧だと思って挑めたのは1回あったかどうかのレベルです。
その他多くの面接では何かしら準備が不足していました。
本選考の面接を受け始めた当初は準備不足が原因で予想通りボロボロな結果でしたが、そこから面接の都度反省と改善を繰り返して少しずつ改善する事が出来ました。
なので面接対策の準備が不足しているからといって、「絶対に面接は受けない」というように決めつけてしまうのは避けた方が良いと思います。
本命企業に限っては準備不足の状態で面接を受けるべきではない
経験値獲得を目的に準備不足であっても面接本番に挑んでも良いという事をお伝えしました。
しかし本命企業に限っては別の話です。
内定獲得の確率を少しでも高める為に、出来る限り準備万端の状態で面接本番に挑めるようにしましょう。
準備不足の方にお勧めの面接対策5選

本命企業以外は経験値獲得等を目的に準備不足の状態でも面接本番に挑戦して良いとお伝えしましたが、出来る限りの対策は本番迄に実施しておきたいですよね。
なのでこちらでは私が実施した面接対策について5つの内容を紹介します。
自分の面接対策にまだ自信が無いという方は是非参考にしてくださいね。
1. 想定質問・回答集を作る
私が1番お勧めするのがこの対策です。
面接官から聞かれる質問を想定し、その質問に対する回答を事前に準備しておきましょう。
想定質問と回答を事前に作る事で自信を持って面接に挑めたり、面接官からの質問を先読み出来たりと複数のメリットがあります。
想定質問は様々なWebサイトで質問内容をリスト化してくれていますので、幾つかのサイトをピックアップしてオリジナルの想定質問リストを作成しましょう。
「想定質問 リスト 就活」と先程調べてみましたが、中には50個、100個と沢山の質問集をまとめてくれているサイトがありました。
自分で1から考えるよりも、それらのサイトを参考にした方が効率的に対策出来そうですね。
一方で回答内容は1つずつ地道に自分で作り込まないといけないので大変ですが、数が揃ってくると面接が非常に楽になりますよ。
作り込む程、自分の想定した質問を実際の面接でも聞かれる事が多くなります。
そうなると予め用意していた回答をただ話せば良いだけの状況になるので、ある程度対策が進んだ頃からは面接が楽になりましたね。
この対策に関する詳しいメリットとデメリットは以下の記事にも記載しているので参考にしてください。
また「2. 面接官からの質問に回答出来なくなる可能性が高くなる」の箇所で紹介した深掘り質問についても想定質問と回答集を作成して対策出来ると、より面接対策が強固なものになりますよ。
深掘り質問に関して直ぐに回答が思いつくなら問題無いのですが、今まで考えた事のない視点から深掘りされるとスムーズに回答が出来なくなってしまいます。
アドリブで対応する手段もありますが、深掘り質問は自分が実施した行動の動機を説明したり、その行動の有効性を説明したりと想定質問以上に細かい事を聞かれるので、その場で回答を考えるのは結構難しいです。
なのでこちらについても想定質問と回答集を作成する事を私はお勧めします。
改めてリンクを貼りますので、深掘り質問に関する対策がまだ不十分だと感じている方は是非参考にしてくださいね。
2. 過去の面接で聞かれた質問内容を確認する
先程の説明で想定質問は様々なWebサイトにてリスト化されていると紹介しました。
このようなサイトを活用する事によって想定質問の全体像を把握する事が出来ますね。
更に同じWebサイト内には、もう1つ想定質問を探す際に役に立つサイトがあります。
それは、過去の面接で聞かれた質問内容をまとめているサイトです。
大手就活サイトがまとめている傾向にあります。
まだ見た事が無い方は是非1度内容を確認してみてください。
諸先輩方が当時の面接で聞かれた質問が沢山掲載されています。

「○○(企業名) 面接 体験談」と検索したら幾つかのサイトで過去の質問内容が紹介されていましたよ。
過去の面接における質問内容を確認する事には主に2つのメリットがあります。
- 想定質問のリストを増やす事が出来る
- 対策すべき想定質問に優先順位をつける事が出来る
それぞれ説明していきますね。
想定質問のリストを増やす事が出来る
先程紹介したWEBサイトの想定質問リストには無い質問内容が掲載されている場合があります。
想定質問はどれだけ沢山の内容を対策したとしても全てカバー出来る訳では無いので、様々な媒体から情報収集する事をお勧めしますよ。
特に自分で作成した想定質問リストに無い質問内容を過去の先輩の経験から見つけられると良いですね。
事前に内容が把握出来ると本番で自信を持って回答出来る質問が増える事になるので、より効果的な対策が出来るようになりますよ。
対策すべき想定質問に優先順位をつける事が出来る
過去の諸先輩方が聞かれた質問の内容を見てみると、何かしらの傾向を読み取れる場合があります。
例えば、同じ年に多くの就活生に共通して面接官から聞かれる質問があったりします。
また、年代が違うのに頻繁に面接官から聞かれる質問もあったりするでしょう。
このような傾向が掴めたらチャンスです。
該当する質問を優先して対策を進めていきましょう。
先程の「1. 想定質問・回答集を作る」で説明したWebサイトの想定質問リストは多くの企業で聞かれる傾向にある一般的な質問リストです。
最終的にはそのリストにある質問の殆どを対策しないといけないのですが、他にも就活の作業がある中で何の基準も無しに1つずつ対策を進めるのは効率的ではありません。
なので過去にその企業で聞かれた質問内容を確認して、どの質問から対応するべきなのか優先順位をつけた上で対策を進めましょう。
3. 話し方を意識する
面接では面接官からの質問に対する回答内容が大切です。
質問の意図を捉えて、分かりやすく、面接官が納得出来るような回答を行う必要があります。
しかし見落とされがちなのが回答の「話し方」です。
回答内容自体は変わらないのに、その話し方によって面接官からの評価が変わる可能性があります。
なので何を回答するかだけでなく、「どのように回答するか」という意識も忘れないでください。
私が話し方に関して対策する際に気をつけた事は以下の8つです。
- 結論から話す
- 大きな声で話す
- ゆっくりと話す
- 自信を持って話す
- 簡潔に話す
- 身振り手振りをつけて話す
- 論理的に話す
- 面接官の目を見て話す
特に私が重要だと思う内容は3つ目の「ゆっくりと話す」です。
なぜならゆっくりと話す事によって、面接官に対して自分を「落ち着いているように見せる事が出来る」からです。
面接では緊張してしまう事からいつもよりも喋りが早口になってしまう方が多いと思います。
私も当時はそのような状況に陥っていました。
通常の話すスピード自体も他の方より早い方なのに、面接で更にスピードが早まってしまうという課題を抱えていましたね。
面接官側の立場としても緊張している就活生と多く対峙する為、就活生の話すスピードが早い傾向にある事を認識している可能性があります。
そのような中でゆっくりとした話し方で自分の意見を主張する事が出来れば、それだけでも自分が他の就活生と違う事をアピール出来るでしょう。
就活において他の就活生と差別化する事は重要ですよね。
細かい点ではありますが、このように話し方1つで面接官へ良い印象を与える事が出来る可能性を高くする事が出来るので、話し方についても意識する事は大切だと思います。
他に気をつけた内容に関しては以下の記事で詳細をまとめていますよ。
4. 逆質問での質問内容を考える
面接の最後に設けられる逆質問の時間の為に質問内容を予め考えていました。
逆質問は志望企業に直接自分の疑問点を聞く事が出来るので非常に重要な機会です。
「質問したい事がない!」とか「面倒くさい!」とか思ってはいけませんよ。
私は逆質問で企業説明会や企業HP、インターンシップ等で収集した情報を踏まえて出てきた疑問点を中心に面接官へ質問していました。
主な質問内容は以下の通りです。
- 会社の将来的な戦略
- 競合他社に対する差別化戦略
- 志望企業と競合他社との細かな違い
- 仕事内容の詳細
- 物事に対する背景・理由
特に競合他社との違いを自分の中で明確にする為に逆質問を活用していました。
既に企業分析や業界分析を進めている方なら何となく感じていると思うのですが、同じ業界内に所属する企業の違いを明確にするのは難しいですよね。
事業内容や将来的な戦略が似通っている場合が多いので、企業説明会やインターンシップ等の情報だけでは志望企業と競合他社との区別が出来ません。
とはいえ、区別が出来ないからといってそのまま選考に挑んでしまうと、「なぜ競合他社ではなくて弊社を志望するの?」という質問が面接官から飛んでくるのでやっかいです。
なので私は逆質問の場でより具体的な情報を獲得して、志望企業と競合他社との違いを理解する事に注力していました。
以下の記事では先程紹介した私が考えた逆質問の質問内容と、質問毎の狙いについて記載しています。
質問内容の検討に苦戦している方は是非読んでみてください!
5. 面接終了後に振り返りをする
面接が終了した後に振り返る事も次回の面接に向けた対策として重要な作業になります。
やっと面接の緊張から解放された所ではありますが、もうひと踏ん張り頑張りましょう。
私が面接後に行った振り返り事項は以下の7つです。
- 質問内容と回答内容をメモ
- 回答内容を振り返る
- 回答の伝え方を振り返る
- 回答内容に対する面接官の反応を振り返る
- 上手く回答出来なかった質問に対して追加の自己分析
- 次の面接に向けた逆質問を検討
- 次の面接に向けて想定質問と回答をアップデート
特に重要なのは1つ目の「質問内容と回答内容をメモ」する事です。
この作業は面接が終了したら直ぐに行ってください。
面接終了直後の記憶が残っているタイミングに行うのが1番効果的です。
当日の質問内容をメモする事で今後の面接に向けた想定質問の作成に役立てる事が出来ます。
また回答内容のメモに関しては、その企業の面接が進んでいった時に過去の面接で自分がどのような回答をしたのかを振り返る為に役立てる事が出来ます。
例えば1次面接で聞かれた質問を3次面接で再度質問された時に、それぞれの回答内容が異なってしまうと面接官としてはどちらの回答が正しいのか分からなくなってしまいますよね。
最悪の場合、「回答に一貫性が無い」という悪い評価を受けてしまう可能性があります。
その他の振り返り事項に関する詳細は以下の記事にてまとめていますので、是非参考にしてください。
まとめ
今回は準備不足の状態で面接本番に挑戦しても良いのかという事に関する私の意見と、お勧めする面接対策を紹介しました。
それぞれのポイントは以下の通りです。
- 面接力は練習だけでは向上させる事が出来ない為
- 面接対策が準備万端の状態になる事はあまり無い為
- 想定質問・回答集を作る
- 過去の面接で聞かれた質問内容を確認する
- 話し方を意識する
- 逆質問での質問内容を考える
- 面接終了後に振り返りをする
今回の記事を通して皆さんにお伝えしたいのは、「面接対策が準備不足だからといって面接本番に挑戦するのを後回しにしてほしくない」という事です。
練習だけでなく本番の面接も経験し、その都度反省と改善を繰り返して、少しずつ自分の面接力を高めていきましょう。







