こんにちは、はたてです!
突然ですが皆さんは自己分析と聞いてどのような感情を抱きますか?
「楽しい」や「面白い」というようなプラスの感情でしょうか?
それとも「面倒くさい」や「やりたくない」というようなマイナスの感情でしょうか?
私は今回自己分析に関してどのような記事を書こうかネットで調べていると、とある感情について様々なサイトが記事を作成している事が分かりました。
その感情というのは、「気持ち悪い」です。
自己分析に対してマイナスの感情を持つ方がいるのは予想出来ますが、気持ち悪いとまでマイナスが突き抜けている方がいるのは予想外でした。
しかも複数のサイトで記事が記載されているという事は、それだけ一定数の就活生が自己分析に対して気持ち悪いという感情を抱いているのでしょう。
そのような状況を踏まえて、今回は私も自己分析に対する感情について記事を記載してみようと思います。
自己分析に対する私の意見を中心に記載してみましたので、是非この後の内容も読んで頂けると嬉しいです。
- 自己分析に対して気持ち悪いという感情を抱いている人
- 自己分析に対してマイナスの感情を抱いている事でやる気が出ない人
自己分析は気持ち悪いというよりも楽しくない

私の意見としては自己分析に対して気持ち悪いという程、そこまで強いマイナスの感情はありませんが、プラスかマイナスかで言ったら間違いなくマイナスの感情を抱きます。
私にとって自己分析は楽しくないというマイナスの感情がイメージされますね。
時には自分の過去を振り返って今まで気付かなかった自分の一面を知る事が出来る楽しさを感じる事もありましたが、基本的には自己分析は楽しくないものと認識しています。
私が自己分析を楽しくないと感じる理由は4つあります。
- 就活自体を面倒くさいと思っていたから、就活に関連する自己分析も面倒くさいと思っていた為
- 自己分析を進めていても内定獲得に近づけているイメージが湧かなかった為
- 自分の中で答えが見つからない事があり、自己分析が中々進まない為
- 自己分析のゴールが分からない為
1つずつ詳細を説明しますね。
1. 就活自体を面倒くさいと思っていたから、就活に関係する自己分析も面倒くさいと思っていた為
就活関連のブログを書いている貴方が言うなよ!と思うかもしれませんが、私はそもそも就活自体面倒くさいものだと認識していました。
本当は就活をするくらいなら友人と遊んだり、旅行に行ったりしたかったです。
それでも就活を頑張っていたのは、約1年間の就活期間の頑張り度合いがその後40年近く続く会社員生活に大きく影響すると理解していたからです。
それならさすがに頑張らないといけないよなと思い、自己分析は勿論の事、ES対策や面接対策など就活に関係する事に対して頑張って取り組んでいました。
というわけで私はそもそも就活自体を面倒くさいと思っていたので、就活に関係する自己分析も面倒くさいと思っていました。

そりゃ自己分析を楽しいと思うはずがないですよね。
2. 自己分析を進めていても内定獲得に近づけているイメージが湧かなかった為
自己分析の進め方はネット検索や大学の先輩への相談を通してある程度学ぶ事が出来ました。
そしてその学んだ方法を基に自己分析を進めていたのですが、一向に内定獲得に近づけている気がしなかったので楽しくなかったです。
特に自己分析を始めたばかりの頃は1歩1歩前に進めている感覚が無かったので辛かったですね。
ネットの情報や先輩からのアドバイスにあった「モチベーショングラフを作ってみよう」とか「幼稚園生や小学生の頃から振り返って印象に残っている思い出をまとめてみよう」とか色々とやってみましたが、この作業がどう内定獲得に繋がるのか全然イメージ出来ませんでした。
そんな状況でも内定獲得の為には自己分析をやらなければいけなかったので、作業をする程どんどん楽しくなくなってきました。
3. 自分の中で答えが見つからない事があり、自己分析が中々進まない為
自己分析は色々な切り口から自分について改めて考える必要があり、自己分析を始めた当初は切り口の1つとして自分が過去に経験した出来事を思い出す作業を行っていました。
過去の自分に関わる事を思い出すだけなので作業自体はスムーズに進められると思っていたのですが、意外と作業の手が止まる事が多かったです。
単純に自分が過去に経験した出来事を思い出すだけであれば、それは難しい事ではないのでスムーズに内容をまとめる事が出来ました。
一方で難しかったのが、その出来事に対して深掘りした時です。
自己分析では、「なんで?」、「どうして?」と深掘りをして自分自身をより深く理解する必要があるので、その作業がとにかく大変でした。
例えば貴方が小学生から高校生まで水泳一筋で頑張っていたとしましょう。
この水泳一筋の過去を踏まえて、先程説明したように単純に自分が経験した出来事を思い出すだけなら簡単に出来ますよね。
「小学3年生の時にあの大会で優勝したな」とか「中学2年生の時にリレーのメンバーに選ばれなかったな」とか色々思い出せるはずです。
ですが以下のような切り口から過去を振り返った場合、皆さんは簡単に答えをイメージする事が出来ますか?
- なんで私は小学生から高校生まで長く水泳を続ける事が出来たんだろう?
- どうして私はそもそも水泳を始めたんだろう?
- なんで私は小学3年生の時にあの大会で優勝出来たんだろう?
- どうして大学では水泳を続けなかったんだろう?
いかがでしょうか?
上記は私が勝手に作った例題なので、皆さんが実際に経験した事に当て嵌めて考えてみてください。
単純に自分が過去に経験した出来事を思い出すよりも、難しくないですか?
自己分析ではこのような深掘り作業を沢山実施する必要があります。
そして中には全然答えが見つからない場合もあり、思い通りに作業が進まない事も度々あったので、自己分析が楽しくないと思うようになりました。
4. 自己分析のゴールが分からない為
自己分析は「ここまでやったら完了」という明確なゴールがありません。
やろうと思えば色々な切り口から考える事が出来ますし、1つの切り口に対して考える深さについてもやろうと思えばどんどん深くまで考える事が出来てしまいます。
このゴールが無いという状況が非常に辛いんですよね。
ゴールが明確ならそこに向かって頑張ろうと思えるのですが、ゴールが明確でないと目指すものが何も無いのでやる気を保つのが大変です。
そのような状況で自己分析を楽しいと思えるはずがありません。
自己分析は内定獲得の為に必要なのか?

Web上で複数のサイトが自己分析に関する「気持ち悪い」という感情について記事を作成している事や、先程紹介した私自身の自己分析に対する「楽しくない」という感情を踏まえると、自己分析はやらない方が良いだろうと思うかもしれません。
実際、内定獲得の為には自己分析が必須という訳ではありませんからね。
自己分析を実施せずとも会社側が採用したいと思ってもらえるようなESを書いたり、面接で自分をアピール出来れば良いのですから。
なので中には自己分析を殆どやらなくても内定を獲得出来た方もいるでしょう。
ですが私は自己分析に対して楽しくないという感情を抱いていますが、それでも内定獲得の為に自己分析は必要だと思います。
なぜなら私にとって自己分析は面接での深掘り質問を回答する場面で非常に役に立ったからです。
これは先程、私が自己分析を楽しくないと思う理由について説明した中の3つ目の「3. 自分の中で答えが見つからない事があり、自己分析が中々進まない為」の内容に大きく関わります。
面接ではガクチカや自己PR、趣味、長短所等の一般的な質問に加えて、面接官がより具体的な内容について回答を求めてくる質問があります。
例えば先程の私が自己分析を楽しくないと思う3つ目の理由で例として挙げた水泳の話で続けて説明すると、面接で学生時代に小学生から高校生まで水泳をしていた事を伝えたとしましょう。
すると面接官から「どうして高校生まで水泳をやり続ける事が出来たの?」とか「なんでそもそも水泳をやろうと思ったの?」とかのように、より具体的な内容について質問される事があります。
これが深掘り質問です。
この質問は自分自身もそこまで深く考えていない等の理由で回答に詰まってしまう場合がある要注意な質問です。
加えて面接ではどのような企業でも深掘り質問を聞かれる事が多いので頻出質問でもあります。
なのでしっかり対策する必要があるのです。
そしてこの深掘り質問は自己分析をやり込む事で解決する事が出来ます。
なぜなら自己分析をやり込むと面接官に質問される前に自分自身で、自分自身について深掘る事が出来るからです。
先程の水泳の話で言えば、私は以下のような切り口から自分の過去を振り返った場合、簡単に答えをイメージ出来るか皆さんに尋ねました。
- なんで私は小学生から高校生まで長く水泳を続ける事が出来たんだろう?
- どうして私はそもそも水泳を始めたんだろう?
- なんで私は小学3年生の時にあの大会で優勝出来たんだろう?
- どうして大学では水泳を続けなかったんだろう?
このような振り返りから思い浮かぶ疑問点を1つずつ解消する事によって、自分が小学生から高校生まで水泳を行っていたという単純な思い出で終わらせず、より具体的に自分自身について理解する事が出来るのです。
そしてこの振り返りを行う上で思い浮かぶ疑問点は、面接官も就活生側の説明を聞いて疑問点として思い浮かぶ事から、深掘り質問として聞かれる可能性が高くなります。
つまり自己分析をしっかりとやり込む事が出来れば面接本番で面接官からどのような切り口で深掘り質問を聞かれても、「その質問に関しては先に自己分析を通じて答えを明確にしているから問題無く答えられる」という状態になるのです。
深掘り質問に対して自信を持って答える事が出来るので面接に対する恐怖感がかなり少なくなります。
このような事から私は深掘り質問対策として自己分析は内定獲得の為に必要であると考えています。
因みに深掘り質問に関する対策方法はこちらの記事で詳細を記載しているので、深掘り質問対策にまだ自信が無い方は是非読んで参考にしてください。
“自己分析は気持ち悪い”という感情を変える必要はあるのか?

私は無理に感情を変える必要は無いと思います。
気持ち悪いという感情に限らず何かしらのマイナスの感情を抱いているのに、どうにかして「自己分析は楽しい!」みたいなプラスの感情に切り替えようとしても辛くなるだけです。
そもそも私自身も楽しくないと思っているので、自己分析に対してマイナスの感情を抱く事自体は間違いではないと思っています。
楽しくないという捉え方なのか、よりマイナス方向に強い気持ち悪いという捉え方なのかという違いでしかないので、この感情に対して何か対処法を考える必要は無いと思いますよ。
ただ1点注意しなければならないのは、「自己分析は気持ち悪い」という感情を抱く事によって自己分析の作業自体にやる気が無くなってしまう事です。
先程も説明した通りあくまで私の考えでは内定獲得の為に自己分析は必要だと思っているので、嫌々だとしても皆さんには自己分析に取り組んでほしいと思います。
どれ程自己分析を嫌っていても、就活期間が終わればおそらく再度実施する事は無いですから。
なので「今後40年近くの会社員生活をより良いものにする為に今だけ頑張る」と割り切って自己分析に取り組んでみてください。
それでもやる気が出なければ自己分析を頑張って取り組んだ場合の未来を想像しよう
「今だけ頑張ると割り切ろうと言われても、やっぱり自己分析はやりたくないからやる気なんて出ないよ!」なんて思う方もいるでしょう。
そんな方はもし自己分析を頑張って取り組んだ場合の未来を想像してみてください。
もしかしたら自己分析を頑張った事によって志望企業から内定を獲得出来るかもしれません。
勿論自己分析をやり込んだからと言って内定獲得が確実という訳ではありませんが、今よりも確実に内定獲得の可能性は高まるはずです。
そして志望企業に入社出来たら貴方の40年近くの会社員人生はどのようなものになりますか?
改めて考えてみてください。
- 日本人として平均以上の〇〇円の年収が貰える
- その志望企業で勤務している事自体が社会的なステータスになる
- 休日は旅行に行ったり美味しいものを食べたり、思い通りに過ごせる
- 今までやりたいと思っていた事を仕事に出来る
このように皆さんが志望企業に入社出来たらこんな事が出来るだろうという想像に近い未来を実現する事が出来るのではないでしょうか。
逆に言えば自己分析を頑張らないと、想像する未来の一部もしくは全てを実現出来ない可能性もあります。
そう考えれば、自己分析をやろうというやる気も少しは湧いてきますよね。
このように自己分析を頑張る事が出来た場合の未来を想像して、今やるべき自己分析の作業を全力で取り組みましょう。
私がお勧めする自己分析の進め方

これまで自己分析に対する気持ち悪い等のマイナスの感情に関して私の意見を紹介してきました。
私の場合では自己分析は内定獲得に向けて必要な作業である事を認識していた為、マイナスの感情を抱きながらも取り組んでいた事を理解して頂けたと思います。
そして現在就活生である皆さんも自己分析に対してプラスの感情を抱く方は勿論の事、マイナスの感情を抱く方も自己分析の重要性はよく理解されていると思います。
そんな重要な自己分析ですが、難しいのはその進め方に正解が無い点です。
こうやれば自己分析は上手く進められるんだという正解が無いので、今の自分の進め方に不安を抱く方もいるでしょう。
そんな方に向けて私がお勧めする自己分析の進め方をこちらで紹介します。
私がお勧めする進め方は以下の5つです。
- 楽しかった事、成果を出せた事から考え始める
- 思い出せるだけ記憶を遡る
- 分析方法の型を作る
- 「なぜ?」と自分に問い続けて深く分析する
- 他人から見た自分についても把握する
特にお勧めするのは1つ目の「楽しかった事、成果を出せた事から考え始める」という進め方です。
自己分析では自分にとってプラスの出来事やマイナスの出来事について振り返る必要があります。
そのような中、嫌々で自己分析を実施している方がマイナスの出来事から振り返ってしまうと増々やる気が下がってしまいます。
だからこそ楽しかった事や成果を出せた事等のプラスの出来事から考え始めた方が、やる気を維持しながら自己分析を進める事が出来るでしょう。
その他の私がお勧めする自己分析の進め方は以下の記事で紹介していますので、よければ参考にしてください。
まとめ
今回は複数のサイトで自己分析に対する気持ち悪いという感情について記事が作成されていた事から、自己分析に対する私の意見を中心に記事を作成してみました。
色々と意見を記載しましたが、今回の記事を通して皆さんに言いたいのは以下の内容です。
自己分析に対してプラス、マイナスどちらの感情を抱く場合でも、内定獲得の為には自己分析が重要
自己分析の重要性を説明する例として深掘り質問を取り挙げましたが、他にも志望企業を選ぶ時やESを書く時など就活における様々な場面で役立たせる事が出来ますからね。
人によっては取り組む為のやる気が出にくい作業かもしれません。
ですが自己分析をやり込む事で間違いなく皆さんの就活を有利にする事が出来るので、「就活期間だけの苦労」と割り切って少しでも自己分析を進められるように頑張ってほしいと思います。